4.憑依

【共通する教え】 肉体を持たない霊魂が他の人の脳に影響を及ぼすことがある

(「生きがいの創造 実践編」飯田史彦、PHP文庫、P75)
人にはだれでも、死んで光の姿に戻るべき時というものがあるのです・・・その時を逃してしまうと、この世で生きる人々の人生に余計な影響を与えてしまったり、いざ自分が光の姿に戻ろうとした時に、光としての波調が低下していて、余計なトラブルの原因になるのです。
(「生きがいの創造 実践編」飯田史彦、P322-323)
(注:幽霊の例として最後に残るものという文脈で)それは、私が「つながり錯誤(さくご)」と名づけているものです。(中略)ある肉体を持つ本人とは異なる意識、いわゆる他者の「魂」が、諸事情で、ほかの人の脳とつながってしまい、自分の脳と勘違いしながら操作してしまうことです。(中略)俗にいう「悪霊」など、宇宙にはひとつも存在しません。

(「マルコの福音書」 1.25-26)
イエスが、「黙れ。この人から出ていけ」とお叱りになると、汚れた霊はその人にけいれんを起こさせ、大声をあげて出ていった。

(大本「伊都能売神諭」八幡書店、P180)
ガガアルの悪神の御魂は、米国に渡りて、ウィルソン(注:大統領)の肉体を機関と致して世界を乱らし、

親鸞聖人正明伝」)*1
(注:四十八歳の時)鹿島近くの鳥巣という里に寺がありました。その寺の墓から女の幽霊が出て人を困らせていました。(中略)
その寺に行き東国の習慣を用いて、小石を集めてそこに三部経の文字を書き、墓に埋めて五日間読経して念仏を唱えました。
四日目の夜半、墓の裏から声が聞こえてきました。「私は地獄の重い苦を四十年うけてきました。たまに人間に取りつくと、苦しみから逃れることができたので、様々な妖しいことをやってきました。けれども今、大善知識の法力によって、ただちに安楽浄土に往生しました。今から災いは一切起こりません。」

日月神示」岡本天明、冬の巻、全1帖) *2
一つの肉体に無数の霊が感応し得るのざ。(中略)
二重三重人格と申すのは、二重三重の憑きものの転換によるものであり、群集心理は一時的の憑依霊であると申してあるがな。

参考(CHRISTIAN TODAY 2014年7月8日)
バチカン(ローマ教皇庁)が、悪魔払いの祈祷を行う司祭約250人で結成している「国際エクソシスト協会」を正式認知した。バチカン機関紙「ロッセルバトレ・ロマノ」は1日、聖職者省が同協会の定款を承認、教会法によって認知した、と報じた。ただ公式組織としてではなく信徒団体としてのものだという。バチカンが同協会を認知した背景には、悪魔の存在とその活動を無視出来なくなった、霊的癒しを求める信者が増えてきたことなどがあると見られる。


*1 「真宗史料集成・第七巻」同朋社、P198-199
*2 「完訳 日月神示」中矢伸一校訂、ヒカルランド


 以上、心霊科学でいうところの憑依霊のことです。人は皆神の分霊(分魂)を宿す神の子ですが、肉体を離れた霊魂が執着にてあの世へ入らずに物質世界にとどまると、だんだんと光を失ってダークサイドに入り、ついには悪霊とか呼ばれる存在になるのかも知れませんね。我々もお迎えが来たら、すぐにあの世へ移行するべきでしょう。