2.欲心

【共通する教え】 人は性善でも性悪でもなくハイブリッドである

「これでいいのだ」飯田史彦、PHP、P271、「生きがいの創造 実践編」飯田史彦、PHP文庫、P229)
「死ぬ」ということは、「脳から離れる」ということなので、人間の脳が持つ感情である、怒り、悲しみ、恨みといったマイナスのエネルギーは、もう発することができなくなるのです。

「霊界物語」 47巻7章
人間の肉体は、いわゆる精霊の容器だ。天人になるべき霊を称して、肉体の方面から、これを本守護神といひ、善良なる精霊を称して正守護神といひ、悪の精霊を称して副守護神といふのだ。

「マリアの福音書」*1 大戦後に発見された(カトリックにより焚書された)文献
心魂が答えて欲望に言った、「私はあなたを見た。あなたは私を見たことはないし、私を知覚したこともない。私はあなたにとって着物のようであったのだが、あなたは私を知らなかった」

「死海文書」 エッセネ派宗規要覧 二つの道)*2
神が予定された計画の中には二つの道がある。光の道と闇の道、善の道と悪の道である。(中略)どの人間にも何がしかの光の部分と闇の部分がある。別の言い方をすれば、たとえ光の子らの一人であっても、誰もが罪人なのである。(中略)人の子らの性格はこれら二つの霊によって支配され、その存命中、人間は誰でも二つの霊の一部をもち、それらの道を歩む。

旧約聖書続篇「シラ書」16.16
主は、その憐みをすべての被造物に示し、御自分の光を闇とともに、アダムに与えられた。
注)アダムがリンゴをかじる前から主は彼に闇(欲心)を与えていた。因みに東方教会(ギリシャ正教)には原罪のドグマは無い。

「御聖言」昭和40年10月12日) *3
神の方便として止むなく、人に物と肉身の欲、ひいては、仕組みせし男女の愛欲すら与え申し、(略)

「 日月神示 」岡本天明、黒鉄の巻、第34帖) *4 
禁欲は神の御旨ではないぞ。欲を浄化して、生めよ。産めよ。今の人民、欲の聖化を忘れて御座るぞ。欲は無限に拡がり、次々に新しきもの生み出すぞ。)


*1 「ナグ・ハマディ文書Ⅱ」荒井献、大貫隆他訳、岩波書店、P122
*2 「死海文書のすべて」J.C.ヴァンダーカム、秦剛平訳、青土社、P205-206
*3 「神の大経綸 二十一聖紀霊文明のヴィジョン」岡田晃弥、L・H陽光出版、P91
*4 「完訳 日月神示」中矢伸一校訂、ヒカルランド