5.神は言葉

 「神は光なり、神は言葉なり」と聞いたことがありますが、新約聖書が主な出典です。

(「ヨハネの福音書」1章1節)
初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。

(「霊界物語」出口王仁三郎、第73巻第1篇)
天もなく地もなく宇宙もなく、大虚空中に一点のヽ(ほち)忽然と顕れ給たまふ。(中略)
此この☉(ス)の言霊こそ宇宙万有の大根元にして、主(ス)の大神の根元太極元となり、皇神国の大本となり給ふ。(中略)主(ス)の神は高鉾の神、神鉾の神に言依し給ひて高天原を造つくらせ給たまひ

 ヽ(ほち)は、☉とも表現されており、宇宙創造の原点をシンボル化します。スの言霊の次はウの言霊で、その次はアの言霊で、全ての神々は☉(ス)の神の分霊であることが「霊界物語」では説かれてます。
 更に「霊界物語」では、スの神から始まる七柱の天神七代を「天の世」と称し、次に天之御中主神が現れるとのことです。

 今後、他の聖典で並行箇所を見つけ次第追加します。


参考「日月神示」岡本天明、夏の巻、第15帖) *1
一神説いて多神説かんのも片輪、多神説いて一神説かんのも片輪、一神則多神則汎神である事実を説いてきかせよ。

*1 「完訳 日月神示」中矢伸一校訂、ヒカルランド