1.神の子

【共通する教え】 人は皆神(仏)の分霊(分魂、仏性)を宿した神(仏)の子である

「生きがいの創造 実践編」飯田史彦、PHP文庫、P172、ref.「ツインソウル 完全版」飯田史彦、PHP文庫、P129)
あの『光の存在』たちのことを、神や仏と呼ぶならば、神仏と呼ぶことのできる超越的存在は、少なくとも私の中に、明らかに存在してくださっているのだ

「伊都能売神諭」出口王仁三郎、大正八年二月十八日) *5
世界の人民は皆天地の神の分霊分体であり、亦た神々の宿にて世界を開発(ひら)く生き宮であるぞよ。

「 大本神諭」明治三十五年旧四月三日) *4 
人民の身魂は元は神の分身魂(わけみたま)であるから、磨けば良く成るなれど、今の曇りた人民はなかなか早速に磨けんから、是だけに骨が折れるなれど、(略)

「法華経」 方便品第二)*1
有佛子心浄 柔軟亦利根 無量諸佛所 而行深妙道
為此諸佛子 説是大乗経 我記如是人 来世成佛道
注)大意「人は仏の子、やがて仏になり得る」

「トマスの福音書」 50章)*2  戦後発見されたナグハマディ文書の中の一つ
イエスは言われた。「もし彼らがあなた方に『あなた方はどこから来たのか』と言うならば、彼らに言いなさい。『私たちは光から来た。そこで光が自ら生じたのである。それは自立して彼らの像において現れ出た』。
もし彼らがあなた方に『それがあなた方なのか』と言うならば、言いなさい、『私たちその(光の)子らであり、生ける父の選ばれた者である』。」 

「新約聖書」 ルカの福音書 17.21)マイナーな訳
また、人々が「見なさい、ここにある」とか、「あそこにある」とか言えるものではない。神の国は、実に貴方がたの内(うち)にあるのだから。
注) 内:withinの訳、通常はbetweenの訳「人と人との間」が多い

「旧約聖書」 創世記6.3) Book of Genesis 6.3
主は言われた。「わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉に過ぎないのだから。」 こうして、人の一生は120年となった。
And the Lord said, My spirit shall not always strive with man, for that he also is flesh: yet his days shall be an hundred and twenty years.
注)ノアの大洪水の前の人類へのヤハエの言葉。ノアとその家族は対象であり、その後の子孫にも旧約は継続しており、肉体に神の霊がMAX120歳まで宿ると解釈しました。

「御聖言」昭和35年3月5日) *3
ミロク大神(主)は、汝等人の霊成型(ひながた)火と水にて創りて肉身と現れしめん時、神魂を分け、大天津神の霊質もヒキチギリて分け与え、汝等のみ祖の霊像(五色人の素型)成らしめ(中略)なれば、汝等人は本来「神の分けみ魂」なれば、愛する「神の子」なり。唯異なるは肉身を与えしのみ。

 以上を換言しますと、私も汝も汝の敵も、皆神の子で貴いということです。下記は本お題のご参考までに。

「生きがいの創造 実践編」飯田史彦、PHP文庫、P136)
自分以外の存在を信じることができないという、辛く悲しい感情を体験し、乗り越えていくことこそが、人間として生まれていく、主な目的なのです。そして、その体験を通じて不信感を克服し、自分以外のあらゆる存在を信じることに挑戦しながら、魂は自らを成長させ、ますますまぶしく輝けるようになるのです。


*1 「法華経(上)」岩波文庫、P104
*2 「ナグ・ハマディ文書Ⅱ」荒井献、大貫隆他訳、岩波書店、P33-34
*3 「神の大経綸 二十一聖紀霊文明のヴィジョン」岡田晃弥、L・H陽光出版、P75-76
*4 「大本神諭 第二集」出口孝樹、愛善世界社、P121
*5 「伊都能売神諭」出口王仁三郎、八幡書店、P105